株式会社日の丸リムジンとヴィアジャパン株式会社、 配車業務効率化に向けたパートナーシップ締結を発表 -ヴィアのソリューションを通じ日の丸リムジンの業務効率化を支援-

国内最大手のハイヤー会社である株式会社日の丸リムジン(以下日の丸リムジン)と、TransitTech(トランジットテック)のパイオニアで公共交通向けに世界20カ国以上でソリューションを提供するヴィアモビリティジャパン株式会社(以下ヴィア)は、配車業務効率化に向けたパートナーシップ締結を発表しました。パートナーシップには、ヴィアによる配車ルート設計やドライバー向けスマートフォンアプリの提供、効率化への助言等も含まれています。

業務提携の第一弾として、日の丸リムジンとヴィアは、東京都内の配車オペレーションへヴィアシステムを導入しました。ヴィアシステムの導入前は配車業務や複雑なルート設計を毎日深夜帯に手作業で実施していましたが、システム導入後2週間で以下3つの効果が確認されています。

  • 配車・ルート設計や社員間コミュニケーションに関する業務時間について従来に比べて80%以上の効率化を実現
  • 効率的な配車を実現し10%程度少ない車両で従来同様の乗車需要に対応
  • 最適化されたルートが表示されるドライバー向けのスマートフォンアプリを、ドライバーが活用するため、安定した運行を担保

今後、日の丸リムジンとヴィアは、日の丸リムジンのもつ安全管理や労務管理、顧客特性に応じた配車ノウハウと、ヴィアのテクノロジーを融合することで、更なる効率化を図り、ソリューション提供を行っていきます。

今回のパートナーシップについて、株式会社日の丸リムジン 富田和宏社長は「従来型のハイヤー・タクシー事業では高いレベルの安全や衛生、サービスが国内外から評価を頂いているが、効率面に課題があった。ヴィアとの取り組みはこの課題を解決する大きな一歩となると共に、地域交通の課題解決に寄与する取り組みにしてゆきたい」と述べています。

西島洋史ヴィアジャパンCEOは、「2019年に、米国に本社を置くヴィア、伊藤忠商事と森ビルがヴィアモビリティジャパンを設立して以来、複数の案件を手掛けてきたが、今回の日の丸リムジンとのパートナーシップにより、ハイヤー・タクシー事業の効率化に貢献できることを確認できた。これには、コロナ対応という面で3つの大きな意味がある。1つ目は、多くの交通事業者がコロナの影響で需要減に直面する中、コスト削減は急務であり、その中でヴィアが効率化に貢献できること。2つ目は “密“を避けることができるハイヤー・タクシーが、より効率的になることで、Withコロナ時代に求められる交通手段として、より魅力的になること。3つ目は、システムによる配車・ルート設計や、スマートフォンによるルート指示により、手作業・紙・FAXといった手段に依存する必要が減り、働き方改革が加速すること。こうした貢献を通じ、コロナ禍で課題に直面する日本の交通業界が、今後はGoToキャンペーンやオリンピック、中期的にはインバウンド観光の復活など、重要な局面を迎える中で、ヴィアとしては存在感のある役割を果たしていきたい」と抱負を語っています。

ヴィアのシステムは世界中の自治体や交通事業者に採用されており、スマートフォンを使ったバスやタクシーのオンデマンド予約受付や、配車・ルート設計の自動化のためのソフトウェアを提供をしています。ヴィアは現在、20カ国以上で100以上のパートナーシップを立ち上げており、オンデマンド交通システムを利用して世界中の公共交通を再創造しています。日本市場においても発表済みの森ビルや伊藤忠商事の従業員向けオンデマンドシャトルや今回の日の丸リムジンとのパートナーシップに加え、更なる案件の立ち上げを進めています。

株式会社日の丸リムジンについて

創業70年を迎えた業界大手の日の丸自動車グループに属するハイヤー・タクシー会社。東京23区および武三地区を営業区域とし、ハイヤー事業を主たる事業として展開、国内VIPや企業の役員および社員送迎業務を基盤とすると共に、インバウンドマーケットでは業界一の実績を誇り、ニーズに合った車両の品揃えや経験豊富な英語のできる乗務員を多数確保するなど国際イベントや訪日VIPの送迎では高い評価を獲得。また近年の気候変動に留意し、環境配慮型の交通インフラ実現のため、業界に先駆け、電気自動車のハイヤー車両やタクシー車両を導入するなど、社会問題解決に積極的に取り組む。

≪会社概要≫

  • 社名:株式会社日の丸リムジン
  • 住所:東京都文京区後楽1-1-5 水道橋外堀通ビル7階
  • 電話:03-5689-0423
  • 代表者:富田和宏
  • 本件対応窓口:神田 pr-dep@hinomaru.co.jp

ヴィアについて

TransitTech(トランジットテック)のパイオニアであるヴィアは、世界各地に於いて、従来の定時定路線の交通をオンデマンド交通に変革する支援をしています。ヴィアの技術は、世界中の公共交通機関、民間交通事業者、タクシー会社、民間企業、大学を始めとした、数多くのパートナーに提供されており、様々な公共交通機関インフラサービスとの統合を行いながら、最先端のオンデマンドモビリティを実現しています。コロナ禍においては、世界中で、医療従事者やコロナ患者の輸送シャトルや、増大する食事や日用品のデリバリー向けのソフトウェアを提供することで、この環境下でも事業を成長させています。詳細はヴィアのウェブサイトをご覧ください。

≪会社概要≫

  • 社名:Via Mobility Japan株式会社
  • 住所:東京都港区六本木7−15−7新六本木ビル六本木SENQ
  • 代表者:西島洋史
  • 本件対応窓口:川島 kawashima.atsushi@viajapan.jp